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開催日:令和五年 元旦

令和五年 癸卯(みずのと う)年の新年を迎えご挨拶申し上げます。
卯は十二支の四番目の干支で方角は東方、卯の刻は現代時間の午前六時を中心とする二時間になります。卯年は、芽を出した植物が成長して茎や葉が大きくなる時期を表し目に見えて大きく成長していく年だと云われています。
「卯」という字は「茂(しげる)」の意味もあり、草木の地面を押し開き若葉が茂ってきた状態や門を押し開けて中に入る様子を表します。また、ウサギは神や仏の使いと信じられており、穏やかで温厚な性質から「家内安全」、長い耳は情報収集に役立つことから「商売繁盛」、さらに多く子を産むことから「子孫繁栄」「豊穣」などに例えられます。
「因幡の白兎」に「ウサギと亀」、月の中でウサギが餅つきをしているなど、数々の伝説にも出てきていることから古来より人間と密接な関係があるのでしょう。
また、卯年についてはウサギが飛び跳ねることから景気が上向き回復するといわれておりますが、一度何かが起こると大発展または大破滅かの両極端の結果になりやすいとも云われています。
ウサギが飛び跳ねるように今年は世の中が良い方向に上向き回復するようご祈念いたしますとともに年頭のご挨拶にかえさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

合掌